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テストと学食のはなし [留学]

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今回は久しぶりに大学のことを書いていこうと思います。
タイトルを見れば分かるとおり、テストのいざこざが中心です。
とはいえ、嫌な思い出交じりの話題ではあるので、軽く触れる程度で、
「フランスの大学ってこんなふうにテストが行われるんだよ」という紹介文にしていきます。
テストのことだけではつまらないので学食の話もしようかなと考えています。

それでは…「On y va !!!」

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まず、テストに関して気をつけなければならないことは
「留学生がどのような形でテストに参加するのか」ということをはっきりさせ、
自分自身も理解しておくということ。そして、2ヶ月前ぐらいから先生にお尋ねしてみるということ。

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私自身、「勘違いが生んだ悪夢」というものを経験しました。
つまり、締切を勘違いして思っていた期日より早くレポートを提出する必要があった悲劇が。
フランス語の文献を読んで日本語で下書きをしてから仏訳をするという作業は
本当に時間がかかるので、計画的に取り組んでいなかった私はどうしようかとあたふたしました。
しかも気づいたのは先生が言っていた締切当日。
私は提出できなかったことを詫びつつ先生にお願いして1週間提出を遅らせてもらいました。
元々本を読むのが早い私はなんとか完成させましたが、きっとボロボロのレポートだったはずです。
それでも合格させてくださった先生方には大感謝しています。。。
そして、相談するのがギリギリになってしまったばかりに周りに迷惑をかけたりもしました。
中世音楽のテストではテスト1週間前になって「留学生はどうなるのか?」ということに気づきました。
ほとんどの授業を日本人留学生達と一緒に受けていたのですが、そのクラスだけ日本人は私のみ。
多くの先生方に迷惑をおかけすることになって大変申し訳なかったと思います。

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そういう経験をして思うことは、
同じ授業に日本人の留学生がいるのなら、その人ときちんとテストについて話し合って、
自分の思い込みというものがないかどうか確認するようにしてください。
また、留学生をサポートする方々に何でも聞くことも大切です。

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こちらの図書館は私が中世音楽の勉強をするときによく利用していました。
先ほども書いたとおり、中世音楽の授業を受けている日本人は私のみだったし、
今まで全く学んでこなかった中世音楽についてフランス語で理解することは本当に難しく、
授業で配られた参考資料をいつも眺めて分からない単語を調べたりしました。

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こちらはそんな思い出深い中世音楽を勉強した教室です。
いつもこの部屋に入るとフランス人学生達が好き勝手に演奏していました。
芸術家の自由な姿を感じて、「あ、いいな」といつも思っていましたね。

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こちらも大学の建物。いつも私が通っていた文学部の敷地から離れたところにありました。
…テストを受けるためにわざわざ行きました。
そのために周りのフランス人友人に場所を聞き、事前に一度行ってみたりしてほど、
なかなか分かりにくい場所にありました。

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その建物にはこのような大教室が。
ここでは「留学生のためのフランス語」のテストが行われました。
結構厳しい先生で…いつも緊張しながら授業に参加していました。
日本人が文法ばっかりでオーラルはおろそか気味…ということを実感させられたクラスでもありました。

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こちらは文学部の敷地にある建物群の1棟です。

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こちらの大教室では「仏英翻訳」と「中世音楽」のテストがありました。

「仏英翻訳」の授業はフランス人のクラスと留学生のクラスと2種類ありまして、
私は留学生の方を受けていました。凄く難しくて、英語がもっと嫌いになったクラスです。
でも、帰国して振り返ってみると、英語力が少しアップしていたんですよ。
もともと英語とは相性が悪いはずなのにな、と思いつつ、
なんでもやってみるもんだと実感しました。

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こちらは「中世音楽」の答案用紙。日本の大学と同様、テストには学生証が必須です。
「Carte d'etudiant」と書かれたものがまさに学生証です。

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「中世音楽」のテストは設問が分からなかった場合、
授業で学んだことを書けばいいと言われていたので、中世音楽についてずっと書いていました。
日本語の資料の持込可だったのですが、フランス語で書くのは難しいので、
テスト勉強はきっちりとやったつもりです。
テスト結果はとてもよく、先生にあとでほめていただけるほどのものでした。

vous vous inquiétiez pour votre examen
vous avez eu 15/20!
voici ce qu'a écrit Mr Romain qui a corrigé votre copie"Notre étudiante japonaise a été impressionnante. Elle s'est beaucoup intéressée et a beaucoup appris.
Bravo à elle de ma part." "impressionnante", cela veut dire que Mr Romain a beaucoup d'admiration pour la qualité de votre travail

フランスでは20点中10点以上で合格と見なされます。
ですから、15点を獲得した私も試験をパスしたことになります。このメールは本当に嬉しかった!
Romain先生は中世音楽という分野においては結構有名な方かもしれません。
というのも、奏者の1人として「Le Roman de Rose」というCDも出していらっしゃるためです。
インディーズCDですけど本当に聴き応えがあり、私は先生ご本人から買いました。

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レポートのほうはこんな感じです。
もうフランス語でレポートを書くという作業はできないなと思います。
あのときだからできたような気がします。。。

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さて、最後に楽しい学食のはなしを。

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留学生の中では大学の食堂には私自身そんなに利用していない方だと思います。
というのも、2010年になってから初めて行きましたし、
食費をできるだけ削るために大体自分で食事を用意するように心がけていましたから。
といっても、大学の食堂はいくつもあり、そのうちの3棟に行きました。

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実は私、いつもりんごを丸かじりで食べています。
そういう食べ方になったきっかけは大学の食堂でした。
フランス人学生にとってりんごや梨などの果物を丸かじりで食べるのは普通らしいのです。
ナイフで皮をむくという人は見かけませんでしたね。
…このようにフルーツがぼん、と置いてあったら、丸かじりするのも分かるような気がします。

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海外で食べるご飯の量は多い!という話を結構耳にします。フランスもその言葉通りです。
本当に食べきれない量なのですが残すのは勿体無いですよね?…ですから私は、
持って帰れるもの(パンやヨーグルト、お菓子…など)は全て大切にとっておくようにしました。
あとメインディッシュをいつも選ぶことが出来たのですが、
できるだけカロリーが低いものや魚にするようにしました。
(いかにもカロリーが高そうなラザニアを食べることはなかったです。)

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今日は美味しそうな料理の写真でお別れとしましょう。

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Inatimy

同じクラスの日本人同士で確認もまだリスク高いと思いますよ~。
勘違いしてる部分が同じだったりすることも・・・。
課題で、授業とってる全員(30人ほど)が
先生の意図することと違うことして提出した経験ありです(笑)。
丸ごとフルーツだけでなく、ドイツで丸ごと人参もよく見かけました♪
by Inatimy (2011-08-23 18:58) 

marine

mikosukeさん、nice!をありがとうございます。

>Inatimyさん、返事が遅くなって申し訳ございません。
そうですね、日本人同士も気をつけないといけないですね。
外国語って本当に母国語のようにうまくいかないもんですね。
…ドイツでは丸ごとにんじんもあるんですね!私もやってみようかな~と思います。
歯のことを考えるとやめておいたほうがいいかもしれませんが、興味あります!
by marine (2011-09-20 12:24) 

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